みんなで盛り上げるから、みんながハッピーになる子ども食堂
わたしたちは、発足5年目の任意ボランティア団体です。60代70代80代の女性が中心になり、毎週土曜日の夕刻に、誰でも無料で、食事をしたり勉強したりできる子ども食堂を運営しています。お帰りのときに、フードバンクなどからいただいた食品やお米をお土産としてお渡ししたり、子ども食堂に来たくても来ることができないご家庭に子ども食堂で作った料理やフードバンクなどからいただいた食品やお米を配達したりしています。また、月に2回、子ども食堂の食事が始まるまでの1時間ほどを使って、誰でも無料で参加できるお茶会がメインの地域共生サロンも開いています。
私たちの子ども食堂の特徴は、もてなす側ともてなされる側の垣根がないことです。子ども食堂の利用者さんも調理や片付け、掃除などをしますし、ボランティアスタッフも作った料理を食べたり持ち帰ったりします。また、名前は、子ども食堂ですが、幼児さんから中学高校生、若者、高齢者などあらゆる世代が一堂に会することです。もちろん、障がいをお持ちの方も利用されています。
利用された方が、知り合いに紹介されるなどして、だんだんと利用者さんが増え、毎週80名ほどが集まります。資金が足りません。誰でも無料のコンセプトを維持するのが困難になりました。だから、ふるさと納税で応援してほしいです。こんなインクルーシブな子ども食堂は他にない、と自負しています。



活動場所は、空き家だった一軒家を子ども食堂用に全面改装した自前の建物
一時的に、公民館などの公共施設や飲食店を借りて開かれる子ども食堂が多い中、私たちの子ども食堂は、ひとりの会員が所有する大きな一軒家です。子ども食堂用に全面改装した後、無償で貸してくださっています。だから、誰にも気兼ねすることなく、自由に使うことができて便利な反面、光熱費はすべて自己負担しなければなりません。その上、建物の維持管理や修繕にとてもお金がかかります。不特定多数(毎週80人ほど)が集まれば、傷みが激しくなります。汚れも目立ちます。誰も住んでいないので、防犯カメラを4台も付けました。ご近所に配慮し、防音のために二重窓にしました。各部屋にエアコンも付けました。これらの備品の維持管理にもお金がかかります。だから、ふるさと納税で応援してほしいです。


いろいろなところからいただいた食材や食品を活用して、毎週、20品ほどのメニューをバイキング方式で提供。
家庭菜園をしている方からときどき野菜や果物を差し入れてもらっています。農協に出荷している農家さんが、規格外野菜を寄付して下さいます。有機栽培の野菜と果物を販売している有機専門店から、週に1回、売れ残りの品を回してもらっています。集まるときは、傷んでいる部分を取り除くなどの下処理をしたり使い切るのが難しかったりするほど大量に手に入ります。SDGsをコンセプトにしているため、「いただいたものは、無駄にしない」というポリシーのもと、冷凍保存したりフードパントリーとして、誰でも自由にお持ち帰りできるようにしたりして活用しています。一方で、「今週は、新鮮な野菜果物が少なくて、困ったね。どうする?」とボランティアスタッフが知恵を出し合って献立を考えるときもあります。こんな時は、冷凍野菜の出番です。調理済みの冷凍食品やレトルト食材などをうまく組み合わせて、毎週、20品ほどを揃えていますが、最後まで余るメニューあったり、少なくて、すぐになくなるメニューや人気がありすぎて早い者勝ちになってしまうメニューがあったりして、料理の出来上がりの量がバラバラになってしまうことが困りごとです。
このように、野菜や果物を購入することは、ほとんどありませんが、野菜と一緒に使う肉や魚、卵、豆腐、乳製品などのたんぱく源を買わなければ、ならず、昨今の物価高にも困っています、



120%使い切ります。
私たちの団体には、栄養士がいます。また、ランチメニューを提供している喫茶店のオーナーもいます。ボランティアスタッフのほとんどが60代70代80代のベテラン主婦です。届いた応援品が何であろうと、メニューに活かし、使い切る自信があります。冷凍庫もありますから保存もできます。



応援して下さっている方々の声が励みです。
「好きでやっているだけだから、気にしないで」毎月、こう言って、高級果物やアイスクリームを差し入れて下さるおじさんがおられます。
「子ども食堂を手伝いたいけど、体力的に難しいから、これぐらいしかできなくて・・・」と毎月、ブランド米を届けて下さる高齢の女性がおられます。
「ここは、まるでお正月やお盆のばあちゃんちだね。ごちそうが並んでいるし、嫁に行った娘たちが孫たちを連れて里帰りし、ゆっくりしている感じ。高校生が幼児や低学年の子と遊んでいる様子は、仲のよいいとこ同士みたい。高学年の子や中学生は、音楽を聴いたりゲームをしたりして思い思いに過ごしている。目を細めてそれを眺めているボランティアスタッフは、おばあちゃんそのもの」新しく子ども食堂を始めたいと考えている方が、見学に来られた時におっしゃった言葉です。


子ども食堂は、趣味。趣味だから、続けられる。
5年前、退職金をつぎ込んで空き家だった夫の実家をリフォームして、子ども食堂を始めました。「退職金は、長年勤めたご褒美。自分のために使うべき」と旅行や食事に誘ってくれた知人達の厚意にも、身を飾る衣服や宝飾品にもトキメキを感じなかった私ですが、空き家をどんな風にリフォームしたらよいか考えるときは、ワクワクしていました。
念願が叶って始めることができた子ども食堂を、どう守っていくかが課題です。中古でそろえた調理器具や電化製品は、5年もたてば、傷んできて買い替えを余儀なくされつつあります。
いつの間にか床に傷がついていたり、知らぬ間に白い壁がキャンパス代わりにされたり(イラストが描かれていた)することもありました。ボクシングごっこで壁に穴が開いたことも。不特定多数の子どもや大人が集まればいろいろ起こりますが、「僕たち、ここがなくなったら困る」「ここのご飯はおいしい」「また、○○を作ってね」などと子ども達から言われると、「来週も頑張ろう」と思う自分がいます。子ども食堂は、もはや、完全な趣味です。
ボランティアスタッフさんも同様です。「大量の天ぷらを揚げたから、お腹がいっぱいになった。何も食べられない」などと言いつつも、また翌週、「歳を重ねても活躍できる場があるのはうれしい」と言って、来てくださいます。
このように、みんなの居場所として定着してきた子ども食堂をずっと応援してくださるととてもありがたいです。







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