おてらおやつクラブについて
おてらおやつクラブは子どもの貧困問題を解決するため、お寺にお供えされるお菓子や果物などの「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として頂戴し、子どもをサポートする支援団体の協力の下、さまざまな事情で困りごとを抱える家庭へ「おすそわけ」する活動を行っています。
活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。支援の輪は各地に広がっており、全国47都道府県のお寺と団体にご協力いただき、全国の子どもたちへ届けています。
2014年に奈良のお寺から始まり、2017年にNPO法人化。2018年度にはグッドデザイン大賞を受賞しました。2020年には認定NPO法人として認定を受け、現在は全国のさまざまな宗派の寺院・団体と連携し、活動の輪を広げています。

おてらおやつクラブの支援の仕組み
この活動は、2013年、大阪で起きた母子餓死事件をきっかけに始まりました。お寺にお供えされたお菓子などを、地域の支援団体を通じて、困りごとを抱える子どもたちや家庭へ届ける「おすそわけ」の仕組みを築いてきました。
活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品などを日々お届けしています。
現在、以下の2つの支援方法を展開しています。
後方支援:子ども・若者を支援する団体へのおすそわけ
直接支援:支援団体を介さず、直接寺院からひとり親家庭へ匿名でお届けするおすそわけ
当初は後方支援のみでしたが、さまざまな事情で支援団体を利用できない家庭の声を受けて、寺院と家庭のプライバシーを守りながらおすそわけを送ることができる「直接支援」の仕組みを整えました。
奈良県のお寺から始まった活動は、今では全国へと広がり、2026年10月現在、2,000か寺以上の賛同寺院、1,000団体以上の支援団体、25,000世帯以上のひとり親家庭がつながっています。


食べるものを届けることから、孤立を防ぐつながりへ
毎日の食事は、誰にとっても欠かせないものです。しかし、物価の上昇などにより、食費をはじめとする生活費の負担が大きくなるなか、子どもを育てながら暮らしを支えることに困難を抱える家庭があります。
食費を切り詰めなければならない。子どもには十分に食べさせたいけれど、自分の食事は後回しにしてしまう。そんな状況にあっても、周囲に心配をかけたくない、困っていることを知られたくないという思いから、誰かに助けを求めることが難しい方もいます。
おてらおやつクラブでは、家庭のプライバシーを守りながらおすそわけを届ける仕組みを整え、全国のお寺や支援団体と協力して活動を続けています。食品を届けることは、目の前の暮らしを支えるだけでなく、「あなたのことを気にかけている人がいる」と伝えるきっかけにもなります。
一方で、支援を必要とする家庭に届け続けるためには、食品を安定して確保することが課題です。善意によって寄せられるおそなえだけでは、必要とするすべての人に十分な量を届けられるとは限りません。
だからこそ、ふるさと納税という仕組みを活用し、地域や立場を越えて応援の輪を広げたいと考えています。皆さまのご支援を、子どもたちの食と安心を支えるおすそわけにつなげていきます。

寄せられた食品を、全国のお寺から家庭や支援団体へ
今回のプロジェクトで受け取るお米などの食品は、全国のお寺から家庭や支援団体へ届ける「おすそわけ」に活用します。
ふるさと納税を通じて寄付をいただき、受け取った食品は、各地のお寺に集まるおそなえなどとともに、支援を必要とする家庭や、地域で子どもたちを支える団体へのおすそわけに役立てます。
特に、お米をはじめとする常温で保存できる食品は、保管や仕分けがしやすく、家庭や支援団体へ届けるうえで大切な物資です。
食品を届けることが、食費の負担を少しでも軽くすることにつながる。そして、お寺からのおすそわけを通じて、人と人とのつながりが生まれる。
皆さまから寄せられた応援を、必要な人へとつなぐ。そんな支え合いの輪を、これからも広げていきます。

おすそわけを受け取ったご家庭からの声
普段は母子家庭である事の後ろめたさから、フードバンクのイベントや相談会には行きづらく、人に頼る事を避けていました。おてらおやつクラブは人目にさらされないし、郵送いただけるという事でお願いする事にしました。
おやつまで食費が回らず、子供には我慢させてばかりでしたので、おやつが入っていてとても喜んでいました。日用品も大きな出費となるため、最低限でしのぐ日々でしたので、たいへんありがたいです。感謝の気持ちと情けなさも感じますが、助けていただける方がいると感じて、とても嬉しかったです。
(愛知県/30代のお母さん/お子さん2人)
お申込みをした時にこのサイト内で、仏様からの頂き物というような言葉があり、頂くにあたってとても納得出来ました。頂くものやしてもらう事に対して、負い目を感じがちなので、そう思うことで気持ちが楽になりました。ありがとうございます。
(広島県/30代のお母さん/お子さん2人)

「たよってうれしい、たよられてうれしい。」社会を目指して
私たちは団体のパーパス(社会的な存在意義)として「たよってうれしい、たよられてうれしい。」という言葉を大切にしながら活動しています。
私たちとつながり支援を受けたお母さん・お父さんから、「たよってうれしい」の声が数多く届く一方で、寄付や寄贈をくださる方からも「こんな不安定な社会情勢だからこそ、誰かの力になりたいんです」、「支援させていただきありがとうございます」といった声も多く寄せられます。
孤立を抱え悩んでいたお母さん・お父さんや子どもが「たすけて」と声をあげたことで誰かとのつながりが生まれ安心感を得られて、うれしい。他方、困っている人に手をさしのべることがその人にとっての喜びにつながり、うれしい。
おてらおやつクラブはこれからもさまざまな立場の方の「うれしい」を生みだし、全国各地で見守りのネットワークを育んでいきます。
どうか子どもたちの笑顔と未来のために、お力添えをお願いいたします。







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