プロジェクト概要
北海道旭川市は、企業や個人の皆様からのふるさと納税を活用させていただき、旭川産のお米を全国の子ども食堂やひとり親世帯の方へお届けするプロジェクトを実施しています。
近年、物価高の影響を受け、“食”に関して支援を必要としている世帯が増えています。
また、以前と比較して物資や食材の寄付が減っている子ども食堂も多く、寄付としてもらうと嬉しい食材として「お米」と答えた子ども食堂が8割という調査もあり、お米の不足に困っている団体が多いと言えます。
(参考情報:https://musubie.org/news/10211/)
本プロジェクトでは、ひとり親世帯や子ども食堂等へ旭川産のお米を継続的にお届けすることで、食支援に貢献することを目的とし、その支援量は累計で100tとすることを目標にしています。
また、支援を通じて、全国の子どもたちに旭川産のお米の美味しさを知っていただくことを目指します。
また、支援内容をより充実させるために、お米以外の旭川産農産物の支援も検討しています。
※R8受託事業会社は、旭川市によりあらためて選定されます。
なぜお米を届けるのか
他市で規格外野菜を子ども食堂やひとり親世帯の子どもたちへ届けるというプロジェクトが行われていることを知ったことがきっかけで、私たちにも貢献できることがあると考えました。子ども食堂等には様々な食材が届きますが、たんぱく質やお米の寄附は他の食品と比べて少ないと言われていることもあり、旭川からは地域を代表する農産物であるお米を中心にお届けすることにしました。
旭川の質の高いお米をお届けすることで、子どもたちに美味しいお米を味わってもらい、食の楽しさを感じてもらうと同時に、国内有数のお米のまちとして社会課題の解決に少しでも貢献したいと考えています。
お米を届けた皆様からの声
和6年度に実施した当プロジェクトでは、全国の子ども食堂等に2934kgのお米を寄贈しました。
お米の寄贈先からは、 「去年の10月頃からどんどん物価が高くなり、そんな中でのお米の提供に大喜びでした。本当に感謝しております。
子どもたちも親の気持ちが伝わってるのかお米ありがとうと言っていました。」
「米の高値が続くなか大変助かります。お米が高くて買えない中、貴重な寄贈をいただき、ありがとうございます。利用者の方もお米をいただけるのが、一番ありがたいと言われていました。」
「食慾旺盛な子どもたちに旭川産のおいしいお米を存分に食べさせたいと思います。ご寄附くださる生産者様、仲介してくださる自治体の皆様に心より感謝申し上げます。またお願いします。」
といった感謝の声をたくさんいただいています。
北海道の米どころ旭川
旭川は大雪山の山々に囲まれた上川盆地にあり、盆地ならではの春夏秋冬、昼夜の寒暖差が美味しい農産物を育みます。
また、市内を石狩川、忠別川、美瑛川、辺別川、牛朱別川、永山新川、オサラッペ川といった一級河川が45本、大小様々な河川を合わせると136本もの川が流れており、河川を通じて山々からのたくさんの雪解け水が田や畑を潤し、豊かな実りを生み出しています。 このように米にとって最適な条件が揃っていることに加えて、農家さんの努力により、旭川市の令和6年度の米収穫量は10a当たり626kgとなっています。
令和6年度の全国平均収穫量が10a当たり540kgであることから、全国的に見ても旭川は米作りに適している地域であることがわかります。
連続特A
一般財団法人日本穀物検定協会が毎年発表する食味ランキングにて、道産米の「ゆめぴりか」と「ななつぼし」は最上級の特Aの評価(最新は令和6年産米)を連続で受けており、その美味しさは全国的にも高く評価されています。
環境に優しい農業
また、旭川市の農業は環境に優しい取り組みを積極的に行っており、持続可能な農業を目指しています。地元の農家は、長年の経験と技術を駆使して、安心・安全な農産物を提供しています。
ありがとうの声
- いっぽん松こども食堂
- 小路地域まちづくり協議会
- たけくまこども食堂